第13回 サロン・ド・行燈




撮影/堀内 紘子 ほか
 ■テーマ 深川ガイドツアー
 ■ガイド 東京シティガイドクラブ
    [click!]


 ●開催日 2010年4月17日(土)
 ●時間 14時〜17時30分ごろ
 ●集合場所 半蔵門線「押上」駅改札

 ●散策場所 東京スカイツリー、深川周辺
 ●参加者数 17名




集合場所は押上駅。

たくさんの方に参加いただき、我々4名も加えると21名。
ということで、2チームに分かれることにしました。

東京シティガイドクラブのガイドの方は、計4名。

我々の希望に沿ったコースを組み、オリジナルの資料も用意していただきました。
 
押上駅から地上に出た途端、すぐ近くにそびえ立つスカイツリーが目に飛び込んできます。

「東京タワーの高さを抜いた」という報道の少し後だったためか、ツリー見物の人がたくさんいて、歩道を普通に歩けないほど……。

工事中のスカイツリーを見上げて、みんな熱心に撮影します。
 
今度はバスに乗って深川に移動です。

この時点で、二日酔いのために脱落した方、1名。
お疲れ様でした。
揃いの黄色いベストを身に付けている、東京シティガイドクラブのガイドさん。

いろいろなわかりやすい資料を用意したり、さらに事前の下見などもしていただいたようで、ありがとうございました。
江戸時代の古地図もご準備いただきました。

ちなみに、古地図の建物名は、いろいろな向きで書かれているのですが、名前の文字の上に当たる側に建物の入口があるそうです。
確かに大きなお屋敷だと、入口の位置がわからないと、無駄に歩くことになりますよね。

以上、このときに教わった「豆知識」でした。
 
深川神明宮を見学後に、中庭を通り抜けた「芭蕉記念館」。

看板を覆うように植えられているのが、芭蕉の木だそうです。

みんな、「もっと小さくて可憐な植物かと思った」と驚いていました。
 
墨田川沿いに整備された遊歩道をを、テクテクと歩きます。
ちなみに、この気持ちのよい遊歩道は、「隅田川テラス」という名前だそうです。

数日前からこの日の午前中まで、雨や雪が降っていましたが、急激にお天気が回復しました。
いやー、天気がよくて助かりました。
 
「史跡展望庭園」にある芭蕉像。

この像は、夕方5時になると、90度左に回転して、隅田川のほうを向くそうです。
「なんか不気味」「回るところを見てみたいものだ」といった声がちらほら。

ここは、隅田川に小名木川が合流するポイントでもあります。
 
 
清澄庭園内を、ブラブラと散策。

この庭園の由来は諸説あるようですが、明治期に所有していたのは、大河ドラマ(の香川照之の汚さ)ですっかりと有名になった岩崎弥太郎だそうです。

入園が有料というだけあって、手入れのよく行き届いた、きれいな庭園でした。
 
入園前にガイドさんから、「清澄庭園内には、全国から取り寄せた、超お高い『名石』がいくつもある」と説明を受けます。

「紀州青石」「伊予青石」「佐渡赤玉石」などは、数千万円の価値らしいと聞き、みんな「俗っぽいまなざし」でその名前の石を探しました。

写真は、「伊予青石」ですね。
 
さらに散策を続けます。

「採茶庵跡」にある芭蕉の像。

ここは、芭蕉が「奥の細道」の旅に出る直前まで住んでいた場所だそうです。
 
 
これが辻行燈です。

名前つながりで、わざわざコースに入れてもらいました。

……でも、絵的に地味なんですよねー。
 
その後も、

●霊岸寺(大きなお地蔵さまがありました)
●滝沢馬琴生誕の地(「南総里見八犬伝」の本を積み上げたような碑がありました)
●深川公園(立派な池があったのに埋め立てられたそうです)
●深川不動尊
●永代寺

という盛りだくさんなコースを巡り、最後は富岡八幡宮へ。

富岡八幡宮の右奥には、「横綱力士碑」がありました。

そういえばこの日の散策では、「相撲部屋密集地帯」を通ったので、いくつかの部屋を見かけました。
初代の横綱「明石志賀之助」から48代の「白鳳」まで、歴代の横綱の名前が刻まれています。

写真は最近の横綱の名前ですが、世代的には、「輪島」「北の湖」「千代の富士」あたりを懐かしがっている人が多かったような……。

最後は(ほぼ)全員で記念撮影をして終了です。

3時間半も歩きづめだったため、「休憩がほしかった」「途中で甘いものを食べる時間を設けてほしかった」という要望がありました。
確かにそうでした。

でも、全体的には非常に好評だったようです。

参加されたみなさん、ガイドのみなさん、ありがとうございました。



次回もお楽しみに!

当日の写真をアルバムサイトにアップしています。
参加された方には、メールでURLをお知らせいたします。