第10回 サロン・ド・行燈




撮影/堀内 紘子
 ■テーマ 俳句講座
 ■講師 田淵萬坊氏 
     「俳々倶楽部」代表。「無極亭の会」同人。


 ●開催日 2009年4月4日(土)
 ●時間 14時30分〜16時30分
 ●会場 備屋珈琲店 恵比寿店 2F貴賓室 WEST
  ○住所:渋谷区恵比寿4-4-11
   (JR恵比寿駅東口 徒歩2分)
  ○電話番号:03-5488-1651
    [会場マップ]

 ●参加者数 12名




今回の会場は、「第1回 デジカメ講座」と同じ、「備屋珈琲店 恵比寿店 2F貴賓室」です。

10名程度でいっぱいになる部屋に、先生を含め、無理やり16人が入り込みました。
 
「俳々倶楽部」の代表をされている、田淵萬坊先生。

俳句は、お仲間と独学で勉強されたそうですが、「俳々倶楽部」のWebサイトの充実ぶりには驚きます。

ちなみに、第3回「辻行燈」の会場(青山の「蔦サロン」)を知ったきっかけは、我々が「俳々倶楽部」のグループ展におじゃましたことでした。
 
先生は、人数分の朝日新聞を配りはじめ、「『歌壇・俳壇』のページだけになるように、新聞紙を破ってください」と大胆な指示。

ときどき見かけていた「歌壇・俳壇」の欄ですが、毎週月曜日に掲載されていることを、今回、初めて知りました。
指定されたように破り、準備できました。
これをさらに、左右に半分に折り、また、縦にほぼ半分に折り、4選者分の俳句がちょうど見える大きさにして、A4よりも少し大きくなってしまうので、A4サイズに縮小コピーします。

これを毎週綴じていけば、立派なテキストのできあがりです。

俳句の雑誌を買うよりも安上がりだし、朝日新聞は、いろいろな派の4選者が、毎週、応募作すべてに目を通しているので、バリエーションも豊富だし、読んで勉強するにはちょうどいいそうです。
 
この欄は、「月ごとに、俳句と短歌が左右で入れ替わっている」「週ごとに、選者の欄が1段ずつ上に移動して、いちばん上までいくと最下段に下りる」という説明に、一同、「へぇ〜」「ほぉ〜」と感心するばかりです。
各流派(結社)を、平等に扱うためだとか。

「この選者は、学生のころから投稿し続けていたので、名前を俳号に変えられなくなった」とか、「この選者は、親も俳句をやっていたので、俳号のようなこの名前が実は本名」とか、そんなミニ情報なども。
 
 
「季語にこだわらない流派もある」とか「俳句は、十七文字とは限らない」とか、「俳句で大事なのは、5Kである」とか、そんな俳句の基礎知識から学びます。

ちなみに、「俳句の5K」とは、萬坊先生のオリジナルで、「型」「切れ」「季語」「景」「心」だそうです。

それぞれについて、詳しくおもしろい解説がありましたが、うーん、残念ながらここには書ききれません。
 
 
俳句をはじめるなら、季語集は必須です。

今は、角川書店の『歳時記』がおすすめのようです。合本もありますが、季節ごとの分冊が軽くていいとか。

持ち歩きにおすすめなのは、電子辞書。
俳句で電子辞書を使うなら、ぜひ、「広辞苑」と角川の「歳時記」が入っている機種を選んでほしい、と。
意外に選択肢は狭まってしまいますね。
 
 
おすすめの句集とか、先生のグループの100号記念句集とか、いろいろ見せていただきました。

文字組みとか、書体とか、装丁とか、それぞれに工夫があって、一般の書籍とはまた違います。
 
最後に記念撮影です。
みなさん、ご参加ありがとうございました。

サロンの参加者は、「俳々倶楽部」の初心者コーナーで、無料で添削が受けられるます。
そろそろ準備もできたようです。
近いうちにお知らせします。
(6月19日現在)




次回もお楽しみに!

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