第8回 サロン・ド・行燈



 ■テーマ 写経
 ■講師 「薬師寺 東京別院」僧侶


 ●開催日 2008年4月19日(土)
 ●時間 14時30分〜17時
 ●会場 「薬師寺 東京別院」
   ○住所:品川区東五反田5−15−17
   (JR、都営浅草線「五反田」駅 徒歩5分)
   ○電話番号:03-3443-1620

●参加者数 8名




 
五反田の高級住宅街のはずれ(?)にある、薬師寺の東京別院。

普通のお寺のような門構え、庭、外観を想像して集合したのですが、門や中庭らしきものは見当たらず、なんだか都会的な建物でした。
 
 
いつ訪れても写経OK、というシステムなので、常設の写経場があります。

ちなみに、一般の人が写経を行うこのシステムは、檀家を持たない薬師寺が、戦後にお寺の再建の費用を調達するために考え出された制度のようです。
 
写経の前に、お坊さんから簡単な説明を聞き、写経のあいだ中、口に含んでおくという丁字を渡され、そして、ゾウの形のお香をまたいで写経道場に入ります。
予想に反して、イスと机が用意されていました。
「座敷に正座」ではないんですね。

確かに、脚の悪い人、すぐに脚がしびれる人にはありがたい……。

見てお手本にする「般若心経」と、敷いてお手本にする用紙と、筆、墨、硯などが用意されています。
道場の中はこんな感じです。

タイミングがよかったせいか、12人用の小部屋が、「辻行燈専用」のようになりました。
首にかけているのは、袈裟と同じ効能(?)があるそうです。
 
みんな、黙々と266字を書き写します。

人の出入りはあるのですが、みんな、かなり集中しており、道場の中は静まりかえっています。
 
こんな具合にようやく完成。

最後に、自分の名前やお願い事を書きます。
「商売繁盛」とか「無病息災」とか「大願成就」とか。
いくつ書いてもいいようなので、思いつくまま、書いておきました。
 
書き終えたら、最後に納めます。

実は、これらの写経はすべて薬師寺に送られて、講堂に奉納され、永久保存されるそうです。
適当に焼いてもらえるのかと思ったのですが、あの下手な字が……。

最後に、「もうひとつの薬師寺展」を見て、法話を聴いて、それでこの日は終了です。

みなさま、お疲れ様でした。
 




次回もお楽しみに!
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